晃「ありすちゃん」


「!!!??」





ふざけた様子の一切ない晃に、名前で呼ばれたありすの鼓動は一層激しさを増した。





ジッとありすのことを見つめる晃。





その視線に耐え切れなくなったのか、ありすは目を逸らした。







晃「何で、目を逸らすの?」


「いや、あの……っ」





晃がありすの手を再び掴む。





ありすはビクッと肩を上げると、恐る恐る顔を上げた。