結局、文化祭一日目は働き通しで楽しむことの出来なかったありす。





今日こそは楽しもうとありすは心に決めたのです。





しかし、コスプレ喫茶は前日の盛り上がりのおかげか、

この日もまた忙しさが際立っています。







薫「ごめんね、ありす」


「ううん、全然いいよ」





薫子が謝っている理由には、ありすが働いていることにあります。





前日に、始めから終わりまで働き詰めだったため、

本日は働かなくて良いと言われていたのですが、

思った以上の繁盛具合にありすは手伝いを買って出たのです。