薫「メイクは薄めにするね」 「はーい」 ありすは口元だけで笑う。 目を瞑っているため、薫子がどのような表情をしているのか分からないですが、 声の調子から薫子も笑っているのだと察したのです。 薫「はい、できたよ」 「ありがとう」 あまり時間もかかることなく、メイクは終わった。 それは薫子が慣れているからなのでしょう。 ありすは薫子が差し出してきた鏡を覗き込んだ。