晃「着いたよ」 やっと、足を止めた晃が言いました。 ありすは上がった息を整えると、俯いていた顔を上げました。 ありすの視界に広がったのはたくさんの緑と家でした。 「ここ………」 晃「オレのお気に入りの場所なんだ」 そういう晃の顔は太陽の光に照らされ、輝いているように見えました。 「っ!!!///」 不覚にも、その顔を見たありすはときめいてしまったのです。 初めて見る、晃の真剣な顔。 それは、とてもかっこよかったのです。