ある程度腫れが引くと、ありすは制服に着替え家を出ました。 食欲がなかったらしく、朝食は食べていません。 それでは、一日力が出ないでしょうに……… まあ、ありすが気にしないのならいいですが……… ?「あ、あーちゃん!!!」 背後から誰かを呼ぶ声が聞こえてきました。 振り返ると、そこには片手をブンブンと横に振り、 笑顔でありすの元へと駆け寄ってきている晃の姿がありました。