ありすの目の前に人が立っていたのです。 逆光の中、立つ人影。 ありすの名前を呼んでいたのは、彼なのでしょうか? ?「ありす………」 確かに彼のようです。 ありすは目を凝らします。 「そこに居るのは誰?」 ?「ありす………」 「前も私の名前を呼んでいたよね?」 ?「ありす………」 「何で私の名前を呼ぶの?」 ?「ありす………」 ありすの質問に答えようとしない人影。 ただ、ありすの名前だけを呼び続けます。