ありすと薫子は顔を見合わせると、くすっと笑った。





そして………







「晃くんには教えてあげない」





ありすは微笑みながらそう言ったのでした。



今までに見たことがない自然の笑顔に、晃は顔を赤らめた。







薫「ふーん……」


晃「何だよ!!!田山」


薫「別になんでもないよ。ありす、行こう!!!」


「あ、うん。じゃあね、晃くん」





薫子は晃の些細な変化と、その裏に隠れる晃の思いに気付いたようです。





そして、薫子は何か思いついたのか、黒い笑みを浮かべたのでした。