「なに?」 私の視線に気づいた中村くんが声をかける。 「え?えーっと……」 私が答えに戸惑っていると後ろから声が聞こえる。 「ねえねえ中村くん? さっき自己紹介で詳しく言ってくれなかったけど、 千葉のどこ出身?」 「さっきケーコのことすごく知ってたみたいだけど知り合い?」 「理数系、得意そうだね」 いろんな女子がやってきて、 ぼんやり立ってた私を押しのけて、 目を輝かせながら中村くんのそばに行き、 彼を質問攻めにする。