「あ…あっ…、 えっと…えー…」 言葉がうまく出てこない。 私がおたおたしていると、 彼はひょいと手すりを降りてこちらに向かってくる。 だんだんと、 容姿がはっきりとしてくる。 なに、このひと。 整った目鼻立ち、 思ってた以上に背が高く、 均整とれた身体、 まれにみるイケメンじゃないですかー! それも由美子が好きな佐々木先輩にも負けないくらいの! うわ。 なんかめっちゃ緊張してきた。