明日もいつも通りに、会いましょう。


欺いてゆくことがこんなに疲れるものとは。


「いや、いい」


「え?」


「そういうのはいらない…、
ああ、違う、
最近はずっと忙しいから」



表情を隠しながら、
丁寧に気付かれないにように、
断ったつもりだった。




「少しでいいからさ。
せっかくの主役なんだから!」



それでも声をかけてくる。

もう気遣わないでほしい。
そんな気遣い、いらない。




放っておいてほしい、
どうか。


もう話しかけないでほしい、
そう思った時、


「………!!」


誰かが俺の肩に触れる。



「は…離せっ!!」


思わずそう大声で言ってその触れた手をパンと叩く。


一瞬で教室が静まり返る。