「あのまま、死んでしまった方が… ずっとよかったと思います」 そんな俺の言葉に彼は一層、 穏やかな口調で答えた。 「そんなことを言っちゃいけない。 どんなカタチであれ…、 アナタはこの世に存在している。 親御さんもそう望んだんだ。 彼らの思いを無にするようなことはしちゃいけないよ」 でも、 俺は、 そんなこと、 望んではいなかった。