明日もいつも通りに、会いましょう。



……。


えーっと、
こういう時って何から話せばいいのかな。



「アナタ、あのとき、
確か…学校で…」


ゆっくりと彼女の方から話しかけた。


キレイな落ち着いた声で。


さっき取り乱していたひとと同一人物とは思えない。



「私…、中村くんと同じクラスの、
伊藤啓子です」


「そう…、
私は和彦の…母親です。
ああ、そう言えばアナタ、
…あのとき和彦と一緒にいた生徒さんですよね?」


そう言われ、
このひと、
あのときも気付いてたんだって思った。



そして
私も食堂に行く途中、
こちらを見ていたひとだと確信する。



「…はい」


「いつも息子と仲良くしてやってくれて…
ありがとう…。
アナタと一緒にいる…、
明るい表情のあの子を見たのは本当に久しぶりで…」



「あ、いえ、私のほうが…
いっつも助けてもらってて。
あの、それより…」


そこで私は言葉を止めた。