明日もいつも通りに、会いましょう。


じゃあ、
自信もって中村くんが好きだー!
って言ってもいい?


自分の顔がニヤついてくるのがわかる。

うわ、
変質者だよ、これ。


あ、しまった。

こんなこと思ってたらまた中村くんにわかってしまう。



自分の頬をぱんぱんと両手でたたき、
気づかれてないかそっと背の高い横顔を見る。



「えーっと、
中村くんって山手南からきてるんだっけ?
遠いよね?
電車は私と反対だね?」


私は思ってることと全然違う話をする。



好きだとか、
気付かれたくなくて。



「……」


「?……」



でも、
彼は返事することなく、

前髪で表情を隠すようにした。