「さっきヒロコは俺の髪に触れたいって思ったよね?
それって…」
「ぎゃあああああ!」
それは言わないでーっ!
いくら私が中村くんに恥かかせたって言ったって。
お願いだから、
言わないでよお。
もう恥ずかしくてぶっ倒れそうだ。
「ヒロコ?」
「ごめんなさい!
変なこと教えて、
不謹慎なこと考えて、
ほっんとごめんなさいっ!」
私の言葉に小さな声で笑う彼。
腕を肩に回されたままだから、
彼の表情を確かめることはできないけど。
でもきっと…
私の大好きなやさしい笑顔してるんだろうな、
と思った。
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