「あのときもヒロコと、
…こうしたいって思ったから、
だからここに来ればわかるかと思った」
そう言われ私は前に抱き寄せられたことを思い出し、
かーっとなる。
うわっ!
一緒のことされてるよぉ。
こないだは前からで今日は後ろからだけど…。
いやいや!
そ、そ、そんなことどうでもいいから!
「だから、ホント、すみません。
勘弁してください」
「いつも。
会いたい、話したい、触れたいって思う。
…これは好きっていうので間違いない?」
確かめるように彼は聞く。
「は…はい…。
仰るとおりです」
きっと
私のあの言葉は中村くんを大混乱させてしまったんだんだろう。

