うわ!
怒られるのか?私!
「…じゃあ、
前にこうしたことは?」
その声と同時に後ろから彼の腕がふわっと私を包みこむ。
一瞬の出来事だった。
ひえ?!
後ろからとは卑怯なり!
体がガチガチに固まり、
動けない、
でも動きたくない。
彼の腕が私の肩にまわってる…。
耳元に彼の規則正しい呼吸が伝わり、
それで彼の顔がすごく近いことを理解する。
恥ずかしくて振り向くこともできない。
緊張する、
気が動転する。
かなり、ヤバイ、
ヤバイですよ、この展開。
こころの準備できてないっ!
どうやってこの腕からすり抜ける?
でもやだ。
絶対にやだ。

