そして――。
私が降り立った駅は、
学校からひとつめの駅、
いつも寄り道する甘味屋さんがある駅だった。
ふーん、
そうですか…。
どうしよっかな。
そうだ、
お店行こうかな。
おばさんに会いに行こうかな。
外に出ると気分が悪いのも幾分か、
マシになったように感じ。
そんなこと思いながら改札を出る。
ふと腕時計を見ると、
19時半。
うん、
まだそんなに遅くはないか。
夜空を見上げる。
そしてゆっくりと視線をそらせると、
今度はあのとき中村くんと一緒に寄ったコンビニが見える。
………。
…なんとなく。
あの、
中村くんと探した風景画の場所に行こうと思いついた。

