「でも変だと思わない?
だってみんなそう思ってるのに…、
どうしてアンタたちの仲、
進展してないの?」
私にもワカリマセンよ、
そんなこと。
わかったらとっとと付き合って、
激甘なふたりやってますから。
あー。
……なんか、虚し。
「ねえ、ケーコ…?」
由美子が机の上に置いてあった指揮棒を手に取り、
振りながら私にゆっくりと近づいてくる。
な、なんでしょうか…ね?
そして私の耳元で小さな声で言った。
「いっそ、ケーコから告っちゃえば?
それが手っ取り早いよ?」
は?
えええええっ?
私はガバッと彼女の方に振り向く。
「そ、そ、そんなの…」
「できるわけないって?
でもこれだけみんなもケーコと中村くんのこと、
知ってんだからきっと大丈夫だと思うんだけどなー」

