「……ってことらしいですよ?」
中村くんが声をかけると木の影から、
佐々木先輩と吹奏楽部の顧問の先生が現れた。
え?
どういうこと?
「今の話、本当?」
先生は腕を組み、
3人を睨みつけるように言った。
彼女たちはさっきまでの勢いをなくし、
あたふたと言い訳をする。
「話はゆっくり職員室で聞きますから!」
「え?
そんな…、
佐々木くんー、
違うの、ちょっと聞いてー」
ひとりが佐々木先輩に泣きつくように側に行く。
「おっと!」
中村くんは笑いながら、
近づいていく彼女と先輩の間に入り、
近くに行かせないようとする。

