「本当に山本のこと、 嫌いなんですね?」 「も、もちろん!」 「顔も見たくないし」 「じゃあ、 これからあなた達の前に現れないよう、 彼女に伝えておきますよ」 中村くんの言葉に3人は嬉しそうに頷く。 「ちょっと! どうしてそんな酷いこと言うのっ! 私の味方になってくれるんじゃなかったのっ!」 私は泣きそうになるのを堪え、 大きな声で中村くんに怒鳴る。 ねえ、 由美子と私の味方してくれるんじゃなかったの? 「中村くんって…」 すると中村くんは視線を近くにあった大きな木のほうに向ける。