------------------------- 店に行ったころは薄っすら空は紫色だったのに。 今、駅で電車を待つころにはもう完璧に真っ暗。 空には星が輝いている。 「うーん、 夜になるとやっぱ冷えますなぁ」 駅のホームのベンチに腰掛けて、 屋根の隙間から見える空を見上げる。 「なに、その言い方、 おじさんみたい」 「電車はそろそろ来るようですな?」 「だからおかしいって」 我慢しきれなかった由美子がぷっと吹き出す。 彼女の笑顔を見て私も笑う。