そう。
あの夜、
「吸血鬼じゃないけど…」
そう言った。
中村くんの変な癖!
でも!
だからってこんなとこで
何、やってくれてんのよっ!
「ちょっと、
中村くんって!
こんなとこで誰か来たらヤバいって…」
そう言いながらも見ようによっては
中村くんが私に跪いてるようにも見えて。
………な、なんか。
萌えてしまう。
もう、いい!
これでもいい!
このままでもいい!
私は時間の許す限り、
彼が満足するまでこのままでいてもいいかな、
なんて思い始めた。
うー……。
でも、これ。
やっぱり誰かに見られると絶対、
変なふたりだ。
抱き合ってるとこ見られるとか、
キスしてるとこ見られるとか、
そんなのも十分に恥ずかしいけど。
拒否もせず、
でもあたふたしてる女の膝を屈んで、
じーっと凝視する男って恥ずかしい以前に、
ヘ・ン・タ・イのふたりだ。

