「中村くん、
中村くんはケーコのことちゃんと気づいてあげてね」
「え?」
由美子…?
彼女を見ると真剣な顔。
中村くんは食べる手を止めて、
由美子の話を聞いている。
「由美子?
急にどうしたの…?」
「んー?
ほら、ケーコってどんくさいとこあったりするじゃん?
私だけで見てたって限度があるしさ」
「は?どういう意味よ!
中村くんからもちょっと言ってやってよお」
「うん、
いいんじゃないのか?」
へ?
それだけ?
呆気に取られる私に由美子はお腹を抱えて笑いながら言った。
「さあさ、
冷めたら…まずくなる…から早く食べよっ?」

