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「ふたりは仲いいんだ?」
食堂に着き、
中村くんは私たちに話しかける。
「もちろん!
中村くんがヤキモチ焼くくらいにねー」
そう言って由美子は私に抱きつきながら笑う。
中村くんは一瞬、
不思議そうな顔をしたけど、
同じように笑って由美子に言った。
「それなら俺とヒロコの方が先にやったけど?」
「やった?」
「へ?」
賑やかな食堂のはずなのに。
私の中で一瞬、
静まり返る。
そして
私は中村くんに抱き寄せられたことを思い出してしまう。
………。
うわああ!
ちょーっと待ったー!
なに真顔でそんなこと言ってんのよっ!

