「ああ、ごめんごめん。 あ、そうだ。 山本さん? 伊藤さんがケガしたこと先生には知らせた?」 「いえ、まだ…」 「じゃあ、知らせてきてくれないかな?」 先生は白衣の胸ポケットからペンを取り出し、 報告書をささっと書いて由美子に渡す。 「わかりました」 そして由美子は報告書を受け取り、 保健室を出て行った。 少しして先生がドアを開け廊下を左右、 確認する。 「?……」 どうしたんだろ?