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「もうー、
いつまでも地面にうつ伏したままだから死んじゃったのかと思ったよー」
私のケガで保健室まで付き合ってくれた、
由美子がケラケラ笑う。
ふん、
こけるくらいで死ぬわけないでしょ。
「自分の不甲斐なさがどどーんと背中に乗ってきて重たくなっただけ」
「変なのー。
やっぱケーコ可笑しいー」
あー、
はいはい、
いつまでも笑ってくださいよ。
「はい、
これで大丈夫。
消毒はしたから。
もし後から膿んでくることあったらすぐ来てよ?」
保健の先生が処置した私のひざの傷口をぽんと叩く。
「痛っ!」
「もうー私、
ケガ人なんだからもっと労ってくださいよっ!」

