二人はいちいち何にでも感激し、よく怒って泣いた。 でも知らない所でそんなヒロのもう一つの顔ができていっていた事を、江梨は知らなかった。 二人に隙間はなかった。 誰も入りようはなかったはずなのに、人は弱い。