相変わらず純一は時折、江梨に国際電話をかけてきていた。

そのうちに江梨がヒロと出会い交際している事を話した時、純一は悔しそうに怒った。

「この僕よりそんな年下で、何もない奴をとると言うのかい?

もっとしょうがないと思うような、僕より見かけも地位も優れてる奴ならともかく!

この僕を誰だと思っているんだい、地元じゃ有名で時折TVにも出てる有名人だぜ?

話をしたら時給8千円の男だぜ?

僕は別に誰かと結婚する気もないし、もし結婚したって一生江梨ちゃんとは別れないよ?」