「なっ……?!」
「無理だと?なら何故私は今君の肩に乗れているのだろうな」
すりすり。
鶴嫁怪の頬に「にゃー」と可愛く鳴きながら同じく頬を擦り付ける白い猫。
この白い猫。
なぜ人語を話すは奇妙もしかし。なぜならこの白猫こそカルハ本人なのだから。
「あ、ありえへん…」絶句する鶴嫁怪にまた「にゃー」と鳴くカルハは、今度は肩から頭の上に移動した。
「あり得なくはないさ。私は悪魔。これぐらいのこと、出来て当然に決まっているだろう?」
にこり。笑うところを見れば、嗚呼、こいつは普通の猫じゃないなと理解することも出来ると言える。
白い猫。
成る程。あの猫耳尻尾の白色は関係なくなかったのか。
そして赤い目。
これはアノ赤い眼鏡を模したものか。
なんにせよ、カルハの人型バージョンと繋がりのある部分もまぁあるらしい。
「ああ、そうそう。私のお友達だって猫になれる。
一人は【緑の目をした三毛猫】。
もう一人は【黄色い目をした黒猫】。
二人とも最近会ってないからなぁ。
鶴、今度二人のもとを訪れようか」
「はあっ?!何で僕がっ……」
「おいおい、もう契約を忘れてしまったのか?"離れたら駄目なんだぞ"?
君でなくちゃ、駄目なんだ」
その言葉を聞き、鶴嫁怪の行動がピタリと止まる。
そうだ、そういえば契約をしたんだった。
今更な気もするが鶴嫁怪とカルハは良く言えば【相棒】。
悪く言えば【主人と下僕】なのだ。
「無理だと?なら何故私は今君の肩に乗れているのだろうな」
すりすり。
鶴嫁怪の頬に「にゃー」と可愛く鳴きながら同じく頬を擦り付ける白い猫。
この白い猫。
なぜ人語を話すは奇妙もしかし。なぜならこの白猫こそカルハ本人なのだから。
「あ、ありえへん…」絶句する鶴嫁怪にまた「にゃー」と鳴くカルハは、今度は肩から頭の上に移動した。
「あり得なくはないさ。私は悪魔。これぐらいのこと、出来て当然に決まっているだろう?」
にこり。笑うところを見れば、嗚呼、こいつは普通の猫じゃないなと理解することも出来ると言える。
白い猫。
成る程。あの猫耳尻尾の白色は関係なくなかったのか。
そして赤い目。
これはアノ赤い眼鏡を模したものか。
なんにせよ、カルハの人型バージョンと繋がりのある部分もまぁあるらしい。
「ああ、そうそう。私のお友達だって猫になれる。
一人は【緑の目をした三毛猫】。
もう一人は【黄色い目をした黒猫】。
二人とも最近会ってないからなぁ。
鶴、今度二人のもとを訪れようか」
「はあっ?!何で僕がっ……」
「おいおい、もう契約を忘れてしまったのか?"離れたら駄目なんだぞ"?
君でなくちゃ、駄目なんだ」
その言葉を聞き、鶴嫁怪の行動がピタリと止まる。
そうだ、そういえば契約をしたんだった。
今更な気もするが鶴嫁怪とカルハは良く言えば【相棒】。
悪く言えば【主人と下僕】なのだ。