「晴明の式神か。」 その言葉に、パッと目を見開いた。 「晴明…式神!?」 ポッカリと開いた口からは、完全に夢の中って思える言葉がポツリとこぼれた。 「奇妙な恰好と、この夜御殿(よるのおとど)に簡単に入れるとは、晴明の式神しかいなであろう?」 クスッと笑った。 「よ…よる?おとど?」 そんな言葉、聞いたこともない。 ポッカリと開いた口は、閉じることもできない。 「今度は、面白い式神を送ってくれたものだ。ここは清涼殿の夜御殿…寝所だ。」 清涼殿? どこかで聞いた覚えが… どこだった!?