んで。 「來華~ササく~ん。どこだ~~」 という遥の呑気な声が聞こえて、私たちは顔を見合わせてクスっと小さく笑った。 「あ、いた!やっぱりここにいたか~」 「ごめんね~ちょっといろいろあって~♪」 そう言ったのはササ。 遥にはすこ~しだけ事情を話し、朱雀には本性がバレないように。 まだ、演技を続けるんだ。 まぁ、本人はもう慣れちゃってるからあんまり違和感無いらしい……。 うるさいのはクラスの人ら。 ササの本性見聞きしちゃってるからね……。