結局。


私は文化祭のほとんどを保健室で鼻血を止めるために過ごした。

ただ、私を心配して、ずっとササがついててくれたんだよね。


……スーツ姿で。


となるとさー、ササ見た瞬間、また鼻血が出るんだよね。

それ繰り返して、文化祭が終わりに近づいた時。


『久保君が着替えてくればいいんじゃない?』


と、やっと他の仕事の落ち着いた保健の先生が当たり前な助言を。


いや、はっきり言って気づいてたよ?

たださー…



スーツ姿って、貴重な気がしてしまうじゃん//////


鼻血垂らしてでも見たいくらい!!!



まぁ、そのあと遥にこっぴどく怒られたのは言うまでもなかったりする。



あのメイド服私の為だけに作られたんだってー。


ありえない!!


私なんかに着せても面白くないのにねー?




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遥が來華の写メを取り、それがササに送られ。


それがササのケータイの待ち受けになっていることなど、來華は知る由もなかったり……しなかったりなかったり。



「あー來華可愛い。鼻血でそっ……/////」