「…あ、そろそろ鳴るね。じゃあ、屋上行ってみる…?」 「そだね。面白そ」 私達は意地悪な笑みを浮かべながら屋上へ向かった。 「朱雀~」 「遥~」 と、私とササが入っていくと。 ……固まった遥と暢気に弁当を食べる朱雀が。 「…朱雀、まだ弁当食べてんの…?」 ササが絞り出すように言うと。 「ん~?これ遥ちゃんのだけど?もういらないっつうからもらった!」 無邪気に言うけど…。 道理で遥が固まってる訳ね…。