授業の内容が全く頭に入らない。
いつもならわけわかんないなりに、頭の中には一応入っていた。
そんな事になってるのは、隣で怠そうにしているバカのせい。
結局婚約者になるはめになってしまった。
まだ誰にも話してはないけど、フリとはいえ婚約者なんて……やっぱありえない。
スカートのポケットに入れている携帯が震えた。
携帯を取り出し画面を見るとメールが届いていた。
“ジロジロ見てんじゃねぇよ”
それは隣のバカからのメールで、思わず携帯をぶん投げそうになった。
あの後連絡先まで交換する羽目になり、拒む間もなく連絡先を知られてしまった。
授業終了の鐘がなった。
ッッ!?
突然腕を掴み上げられ横を見ると、海堂が直ぐ隣に立っていた。
「な、何!?」
「行くぞ」
「は!? 行くって何処に!?」
「バカか、カフェに決まってんだろ」
「何であんたとお昼一緒に食べなきゃいけないのよっ!!」
無視かいっ!!
何でせっかくのお昼をこいつと過ごさなきゃいけないわけ!?
必死な抵抗も虚しく、私は引きずられるように教室から連れ出されてしまった。
いつもならわけわかんないなりに、頭の中には一応入っていた。
そんな事になってるのは、隣で怠そうにしているバカのせい。
結局婚約者になるはめになってしまった。
まだ誰にも話してはないけど、フリとはいえ婚約者なんて……やっぱありえない。
スカートのポケットに入れている携帯が震えた。
携帯を取り出し画面を見るとメールが届いていた。
“ジロジロ見てんじゃねぇよ”
それは隣のバカからのメールで、思わず携帯をぶん投げそうになった。
あの後連絡先まで交換する羽目になり、拒む間もなく連絡先を知られてしまった。
授業終了の鐘がなった。
ッッ!?
突然腕を掴み上げられ横を見ると、海堂が直ぐ隣に立っていた。
「な、何!?」
「行くぞ」
「は!? 行くって何処に!?」
「バカか、カフェに決まってんだろ」
「何であんたとお昼一緒に食べなきゃいけないのよっ!!」
無視かいっ!!
何でせっかくのお昼をこいつと過ごさなきゃいけないわけ!?
必死な抵抗も虚しく、私は引きずられるように教室から連れ出されてしまった。