《俺様的》彼女の手なずけ方

「ありがとう…あたしにやり遂げさせてくれて。大学も中途半端だったから、少しは気になってたんだよね」



「勉強のことなんて、今思いついたんだろ」



「へへっ、バレましたか」



「どれだけお前のこと、好きだと思ってる?全て、手に取るようにわかる」



ククッと笑うと、そっと薬指に指輪をはめられた。



緊張の一瞬…。



指に視線を落としたあとすぐに、真剣な眼差しで見つめられ胸が熱くなる。



「俺と、一緒になって下さい」



「はい…」



なんだか、照れくさい。



あのナルが、こんなときに限って敬語を使うなんて、特別感が増してくる。



あたし、ナルと結婚…したんだ。



「これで、もう俺のモノだな」



勝ち誇ったように笑うから、吹き出しそうになる。



「もうずっと、ナルのモノだよ」



「そうだな。これからは、色んな意味でもっと近い存在になりたい」



「あたしもだよ」