《俺様的》彼女の手なずけ方

手を広げると、そこにはキラキラと輝くプラチナらしきリングがあった。



「ナル?これ…どうしたの?」



そういえば、ナルからは首輪としてのリボンしかもらったことがないことに、今さらながら気づいた。



「今、この場で結婚しよう」



今!?



しかも、この場って!



相変わらず突拍子もないんだから。



「ナル…え、と。あのね」



「つべこべ言わず、素直に喜べ。婚約なんてしてる間もない。この足で、婚姻届を出しに行くぞ」



「強引過ぎるでしょ!」



「このぐらいしないと、俺の気がすまない。セナには諦めてもらう。その代わり…少しだけ、お前との時間をやることにした」



「ナル…」



この、独占欲の強い男がここまで言うんだもん。



きっと、よっぽどの決心だったよね。



ううん、あたしの気持ちを考えてのこと…かも。



また離れるなんて…不安で仕方がない。