《俺様的》彼女の手なずけ方

「セナのことなんて、どうでもいいだろ。お前は俺のことだけを考えてろ」



「そんなわけには、いかないよ。あたしは、セナくんの教育係なんだから」



「もう、お前の役目は終わりだ。明日からは、また別の教育係がつく」



そうなんだ…そうだよね。



あたしの代わりなんて、いくらでもいる。



無鉄砲だった問題児のセナくんの心を開くことができたのは、あたしだからできたことだって、心のどこかで思っている。



だけどそうじゃない、側にいればそれが誰であってもきっと心を許していたはず。



去勢を張っているけど、セナくんは心のどこかでいつも孤独を背負って寂しそうにしている。



だからこそ、あたしもこれまで放っておけなかったんだ…。



「そうだね。別の誰かがすればいいことだよね」



「そうだな」



そう言って、頭を優しく撫でられる。