《俺様的》彼女の手なずけ方

タクシーを拾い、急いで観覧車のある場所まで移動した。



ショッピングモールに併設されている観覧車は、デートスポットとして人気ということもあり、行列ができている。



「すみません、通して下さい。人を捜しているんです!」



行列は階段の上まで続いていて、そこを強引に前の列へと入っていく。



いないかもしれない、だけど確かめないと気がすまないよ。



のぼりつめた先に、観覧車のスタッフが立っている。



「ここ数時間の間に、ひとりで乗った人はいませんでしたか?高校生の男の子なんです」



スタッフは顔を見合わせ、首を傾げている。



「見ていませんが…」



「そうですか。もしそういう男の子が現れたら、ここに連絡を下さい」



電話番号を書いたメモを渡そうとすると、後ろからそれを奪われた。



「新手のナンパか?」