《俺様的》彼女の手なずけ方

今とは違う道を選べば、なにかを手放さなければいけない。



なにも失わずに、良いところだけをとることは不可能だよね。



セナくんにも、いつか幸せが訪れますように。




学園ではそれなりにモテてるみたいだし、彼女に関しては心配する必要はなさそう。



生活面も、最近では真面目になってきた方だし、もうあたしがいなくても平気だよね。



結局セナくんは、その後あたしの前に現れなかった。



あたしは大学に戻り、図書館で自習をしていた。



机の上に置いていた電話が着信を知らせる。



サイレントにしていたから、LEDだけがチカチカと光っていた。



見れば、学園長からだった。



周りに人がいないのを確認して、小声で電話に出る。