「素行っていうのは、普段の行いってことで」



「合ってんじゃん。気が向いたら、週に2、3度」



いや、そうじゃない。



って、そんなに!?



「学校で…自転車、乗っちゃダメなんじゃないかな~」



体がワナワナと震えだす。



「篠原さん、あくまで…まだ小6の子なので。お手柔らかに」



わかってますよ、わかってるけど。



学園長に言われ、笑顔でやり過ごす。



「遅刻しそーだった。だったら、授業に遅れた方がいい?」



「そうね、その方が…」



「叔父さん聞いた?今度から俺、堂々と遅刻します」



そうじゃなーいっ。



直感だけど…きっと、ナルよりタチが悪い。