通りを歩いている人たちが、こっちを見てクスクスと笑っている。
あぁ……消えたい。
もう抵抗するのもやめ、ナルに車に乗せられた。
「今日は大人しいな」
「公衆の面前でこういうことはやめてよね!?みんなが見てるから恥ずかしかったの!!」
「へぇ、なら誰もいないところならいい?」
「余計困る」
「矛盾してるな」
「こういうこと、する方が悪いの!お姫様抱っこなんて……」
「お前は俺のプリンセスだろ?お姫様扱いなんて、朝飯前」
「こういうときばっかり、プリンセスとか言わないでよね」
「そんなに言うなら、いつもしようか?かわいがってやるよ」
ナルがあたしにすり寄ってくる。
「きっ……きゃあっ!!離れてよっ!!」
「ブワッハハッ、ほらこれでも食えよ」
ナルがあたしに手渡してきたのは、有名なお店のクッキー。
かわいくラッピングされていて……って、これって昨日虫が入っていたのと同じお店だ。
あぁ……消えたい。
もう抵抗するのもやめ、ナルに車に乗せられた。
「今日は大人しいな」
「公衆の面前でこういうことはやめてよね!?みんなが見てるから恥ずかしかったの!!」
「へぇ、なら誰もいないところならいい?」
「余計困る」
「矛盾してるな」
「こういうこと、する方が悪いの!お姫様抱っこなんて……」
「お前は俺のプリンセスだろ?お姫様扱いなんて、朝飯前」
「こういうときばっかり、プリンセスとか言わないでよね」
「そんなに言うなら、いつもしようか?かわいがってやるよ」
ナルがあたしにすり寄ってくる。
「きっ……きゃあっ!!離れてよっ!!」
「ブワッハハッ、ほらこれでも食えよ」
ナルがあたしに手渡してきたのは、有名なお店のクッキー。
かわいくラッピングされていて……って、これって昨日虫が入っていたのと同じお店だ。


