「た…楽しかったみたいでよかったね」
あたしがそう言うと、ふたりで顔を見合わせている。
「ナル様と一緒で、すごーく楽しかったわ」
「そうだな、恋愛映画ってくだらないかと思ってたけど意外に楽しかったな」
「また一緒の時間を過ごせるなんて、嬉しい」
「ショッピングでは女子の好きそうな店を案内してくれるらしい」
ふたりは笑っているけど、なんだかモヤっとする。
楽しかったっていう論点が違うことに気付いてるはずなのに、否定しない先輩。
「あの映画、来年に2が出る予定なの。また次も見に行きましょうよ」
「それはどうかな…」
「そんなこと言わずに。よかったら葵ちゃんも一緒にどうかしら」
先輩にいきなり話を振られた。
そこでどうしてあたしが一緒に行くの?
先輩がナルと映画に行く口実だよね。
あたしがそう言うと、ふたりで顔を見合わせている。
「ナル様と一緒で、すごーく楽しかったわ」
「そうだな、恋愛映画ってくだらないかと思ってたけど意外に楽しかったな」
「また一緒の時間を過ごせるなんて、嬉しい」
「ショッピングでは女子の好きそうな店を案内してくれるらしい」
ふたりは笑っているけど、なんだかモヤっとする。
楽しかったっていう論点が違うことに気付いてるはずなのに、否定しない先輩。
「あの映画、来年に2が出る予定なの。また次も見に行きましょうよ」
「それはどうかな…」
「そんなこと言わずに。よかったら葵ちゃんも一緒にどうかしら」
先輩にいきなり話を振られた。
そこでどうしてあたしが一緒に行くの?
先輩がナルと映画に行く口実だよね。


