次の日。



学校に着いて、席で天音ちゃんと話していたら、



ガラッとE組の扉が開いた。



チラッと見れば、ナルが取り巻きを引き連れて立っている。



わぁっ!



今朝は指令メールがないかと思えば、直接言いにきたってわけ?



あたしが構えていると。



「俺からの差し入れだ」



えっ?



ナルの取り巻きが、教室の前に大きな箱を置いた。




そして中から袋を取りだし、



みんなに何かを配りはじめた。







「おーっ、これ欲しかったんだよな!!」



「きゃーっ、ナル様がわたくしにこれを!?」



クラス中が沸いている。



一体、なに?