「あたしの体に触れないことなら、聞いてあげる」



キスとか、そのまた先とかだったら困るからね。



「わかってる。明日もまた、一緒に帰ろうぜ」



「え……そんなこと?」



「お前いつも忙しそうだしな。あのキャーキャーうるさい女と帰ったり、サギと帰ったりしてるだろ?

放課後は、毎日俺のために空けろよな」



なんだか拗ねたように言うナルがかわいい。



「……そのぐらいなら、いいけど」



「やった」



キュッと体を締めつけられ、体温が上昇する。






「お前といると、ホッとする。なんかこう…甘えたくなるんだ」



「あっ……甘えっ!?」



ナルがそんなことを言うなんて、びっくりだよ!