船内に入ると、中はかなり広かった。



とても船の中とは思えない造りに、ただ圧倒されるばかり。



揺れもないし、一角にレストランがあって、



あたしたちはそこで夕食をとった。








ナイフとフォークでの慣れないスタイルの食事に、



場にそぐわない制服という姿。



あたしたちは周りから注目されていたけど、



ナルはそんなこと全然気にしていない様子だった。



食事を終え、デッキへ移動する。



階段をのぼり外に出ると、



そこはもう夕闇に包まれていた。