《俺様的》彼女の手なずけ方

「さぁプリンセス、こちらへどうぞ。ナル様が外で待っています」


うっ…。


男たちが、あたしを見ている。









「普通に迎えに来なさいよねー!」



「ハハハ、たまにはいいだろ?」



男たちに連れられ門の前に来ると、ナルがいつもの迎えの車から顔を出した。



「ナルに迎えに来て欲しかったのに」


心にもないことを言ってしまう。


それでも本気にするコイツが、結構かわいい。


「そうか…そしたらもう一回やり直すか?」


「もういいよ。ところで、ナルにお願いがあるの」


車の後部座席に乗り込み、ナルの体を押すように座る。



「…なんだよ、ここで襲ってくれって言われても、さすがにそれは」


「どうしてそうなるのよーっ!違うしっ」