ある日の昼休み。



ナルとあたしは、ナルの特別室で過ごしていた。




「おい、もっとコッチに来いよ…」




「冗談じゃない。なにされるのか、わかったもんじゃないし」




ナルとソファに座ってお弁当を食べていたんだけど、




ナルが寂しそうにすり寄ってくる。










あたしは自分で持ってきたお弁当を食べていて、




テーブルの上には、ナルの家の使用人たちが運んできたお皿がたくさん並んでいる。




オードブルに、メイン料理に、デザートにと、




ここはパーティ会場かっていいたくなるほどの豪華さ。