トクンと弾けるあたしの鼓動。



思わず、あたしの足が止まった。



…だけど、サギくんに聞いたとおりの人なんだとしたら、



目が合っただけで怒鳴られちゃう!?




あたしは慌てて目を逸らし、再びサギくんのあとを追った。









今までとは全く違う環境の中で…



新しい人たちに囲まれて、



あたしの学園生活は、どんなものになるんだろう…。








期待と不安に胸を弾ませ、



あたしは新しい教室へと、



足を踏みいれた。