《俺様的》彼女の手なずけ方

「もちろんですわ。よろしければ、お友達もご一緒にどうぞ」



清香さんはあたしにそう言うと、軽く微笑んで、グループの女子を引きつれて去っていった。









「なっ……なに?お茶会って……野点でもやるの?」



ふたりともお嬢様だし、突然お茶やお華のお披露目があってもおかしくないかもしれない。



「すごいですぅ~~!!」



天音ちゃんは、あたしの質問の答えなのかどうか、かなり感激している。




「どうしたの?」




「清香さんからのお誘いを受けることは、この学校でのステイタス。

わたくしも、とうとうセレブ学園の一員として認められたのかもしれません」



天音ちゃんは大きくガッツポーズをしている。




「へぇー……」



その良さが全然わかんないけど、とりあえずすごいんだね。



あたしはとりあえず、パチパチと拍手をしてみる。