次の日、朝学校に行くと。



恒例の、ナルからのメール。



『ネクタイ締めに来い』










またか…。



だけど、いつもより嫌じゃない。



だって、自分のこと好きって言ってもらえるなんて、



やっぱり嬉しいから。



しかも、あのナルがだよ?



そのうちあの俺様を、あたしが服従させちゃおうか…。



学園のみんな、びっくりするだろうな。



『すぐ来いよ。でなきゃ、呼びに行くぞ』



続けてきたメールを見て、あたしはナルのクラスへと急いだ。